5文型の弱点と海外の英文法【ネイティブと学ぶ英文法シリーズ】

こんにちは!PN English 塾長のSarahです!

英語を学んでいるのならせっかくだから英語で英語の文法を学んでみたい!という人は結構いるでしょう。たしかに、英語学習者にとって、英文法は非常に大切であり、ネットで英語で検索してみると、多くの英文法サイトが見つかるでしょう。しかし、残念ながら、海外の英文法は日本の英文法は若干異なるので、少し理解が難しいかもしれません。そもそも、海外では日本の受験が重要視するような5文型は弱点があるのでやっていません。今日はその5文型の弱点を説明し、では海外の英文法ではどうやって文を解析していくのかを見たいと思います。

5文型の弱点

日本の英文法で中心となる考え方は5文型です。この5文型を知らないと、日本の英語学習においてかなりきついものがありますので、受験生にはしっかりと理解しておいてほしい考え方です。

ネイティブが解説する文法: 英語の基本の5文型

この5文型の理論は基本的に品詞できっちりと整理でき、かなり整然としていると言えます。しかし、この5文型考え方が完璧かというと、そんなこともありません。特に弱点とされるのが、前置詞や副詞の扱いです。5文型の理論では前置詞や副詞は文の要素にならず、別に要らないものとしてみなされますが、実は前置詞や副詞でも文に必要不可欠であるもの、つまり文の要素になっているものが少なからず存在します。

example
(1) I am in Japan.
(× I am. )

さらに、以下のような文も5文型の弱点といえます。

example
(2) I am not sure if he will succeed or not.

これは、形容詞sure(C)がif節(「~かどうか」を意味する名詞節)をOしているので、SVCOとなるでしょうか?しかし、そんな文型はありませんね。 この副詞や前置詞の扱いが下手なのが、5文型の弱点の1つです。

5文型の弱点はほかにもいくつかあります。そのため、英文学者らはより完璧(包括的)な理論を目指して、この基本5文型をどんどんと増やしていきました。最終的にはあまりにも文型が増えすぎたので、誰も使わないようになり、現在はこの5文型の理論は日本人以外は誰も英文法を学ぶ中で使っていません。

海外の英文法

では、ほかの国はどうやってこの文型をとらえているのかというと、主語 (S)、動詞 (V)、そして目的語や補語にあたるものはcomplement (補語)とadjunct (付加語)に分けて考えます。日本語のCもcomplementですが、このcomplementは日本語のCとはまた違います。海外の英文法では、complementは「動詞が意味を完結するのに必要とする言葉」そしてadjuctは別になくてもいい言葉です。つまり、目的語はcomplementになりますし、前置詞や副詞でもそれが動詞にとって必要不可欠なものであれば、Cになります。

そうなると、以下の文章は海外の英文法ではこうやって分析します。putは「put+物+場所」と「もの」と「場所」の2つを必要とする単語であることに注意してください。

example
(3) I put the ball on the desk on Tuesday morning.
(S=I, V=put, C= on the desk, A= on Tuesday morning.)

なお、残念ながら