「私も」はme tooではない?

「私もだよ!」は会話文でものすごくよく使う文ですが、とりあえずme tooって言っとけばいいや! なんて思っていませんか?実は「私も!」を意味するときに、me tooといえない場合があるんです。その言い方を今日はマスターしましょう!

「私も」という場合、実は直前の文が肯定文か否定文かが非常に重要になります。

前に肯定文がある場合の「私も」

まずは、肯定文が直前に来ていた場合を見てみましょう。

example
A: I like dogs!
「私は犬が好きだ。」
 

そして、このように肯定文を受けて「私もだよ!」というときは3通りあります。

example
B:
1. I do, too.
 
2. So do I.
 
3. Me too.
 

1つずつ見ていきましょう!

1. I do, too.

肯定文にtooをつけると、「も」という意味になります。また。このI do too のうちのdoは直前の動詞を指す表現です。上の例でlike dogsをdoに置き換えています。Yes, I doのdoと同じですね。なお、今回はdoでしたが、このdoは時制や主語に応じてdidやdoesに変わります。また、以前に出てきた動詞が一般動詞でない場合、I am tooなどと変わったりするので注意が必要です。

example (amを使った場合)
A: He is a doctor.
「彼は医者だ。」
 
B. I am, too.
「私もだ。」
 

2. So do I.

このSo do Iのdoもlike dogs をdoに置き換えた表現です。このdoも時制に応じて変化し、また指す動詞が一般動詞でない場合、So can Iなどと変わったりします。また(1)とは違って、soが一番前に来ているので、後ろが倒置になることに注意して下さい。

example (canを使った場合)
A: She can play tennis well.
「彼女はテニスが上手だ。」
 
B: So can he.
「彼もだ。」
 

3. Me too.

Me tooは「私も」を表す表現で、口語ではこのMe tooがもっぱら使われます。上の2つが前の文の時制や動詞を受けていろいろ変化をしましたが、 Me tooに関しては前の文の時制などに関わらず、いつもMe tooです。

example
A: I like to play tennis.
「私はテニスをするのが好きだ。」
 
B: Me too.
「私もだ。」
 

前に肯定文がある場合の「私もそうだ」

否定文が来ていた場合も、何通りか言い方があります。

example
A: I don’t like birds.
「私は鳥が好きではない。」
 

そして、それを受けて、Bが「私もだよ!」というときは以下の3通りがあります。

example
B:
1. I don’t either.
 
2. Neither (またはNor) do I.
 
3. Me neither.
 

これも1つずつ見ていきましょう

1. I don’t either.

eitherには「どちらか」という意味もありますが、「~も・・・(ない)」という意味もあります。このdon’tは、以前に出てきた文章を受けています。上の例でいうと、don’t like birdsを置き換えた表現です。このdon’tも時制や主語に応じてdidn’t やdoesn’t に変わります。また、使われている動詞が一般動詞でない場合、I wasn’t, eitherなどと変わったりするので注意が必要です。

example
A: he can’t play tennis.
 
B: I can’t, either.
 

2. Neither (またはNor) do I.

このNeither do Iのdoはlike birds をdoに置き換えた表現です。このdoも時制に応じて変化し、Neither did Iなどと変わったりします。
Neither にnotの意味が含まれているので、Neither don’t Iとは言いません。否定がかぶってしまうからです。また、Either don’t Iなどは不可です。

example
A: He didn’t play tennis
 
B: Neither/Nor did he.
 

ちなみにneitherとnorの違いですが、neitherはもっぱら副詞ですが、norは副詞としても接続詞としても使えるので、norに限っては以下のような使い方が可能です。

example
I don’t like him, nor does she.
「私は彼が嫌いだし、彼女もだ。」
 

3. Me neither.

Me neither.は「私も」を表す表現で、主に口語で使います。Me too同様、前の文の時制や主語によって変化せず、常にMe neitherの形です。

example
A: I didn’t do my homework.
「宿題をやってない。」
 
B: Me neither!
「僕もだよ!」