受験によく出る!間違いやすい前置詞問題8問

前置詞は学習者を悩ませ続ける単元ですね。今日はその前置詞の問題の中でも特に受験生が間違いやすいような演習問題を作りました。前置詞が苦手な人も得意な人も是非やってみてください。

問題
( )に入る前置詞は何でしょうか。すべて1語の前置詞が入ります。各問題をクリックすると解答と解説がでます。

(1) He goes to school ( ??? ) his father’s car.
「彼は父の車で学校に行く。」
ほとんどの人がbyと答えてしまう、間違いやすい問題です。「車で」なので、byかと思わせときながら、答えはinでした。「~で行く」でbyを用いた場合、byの後ろにくる名詞に冠詞や修飾語句をつけることができません。この問題の場合はhis father’s とあるので、byではなくinを選んでください。
(2) He cut the cake ( ??? ) a knife.
「彼はナイフでケーキを切った。」
これも間違いやすいですね。正解はwithです。byを入れませんでしたか?byは通信手段や移動手段を表すものです。自分の力を加えなければいけないような道具はwithを使います。
(3) She was dressed ( ??? ) black.
「彼女は黒い服を着ていた。」
「黒い服を着る」は、dressed in blackといいます。このinは身に着けている、着ているという意味のin です。映画でも黒服を着た男の人たちの話「メンインブラック」が人気でしたね。
(4) He is shorter than me ( ??? ) 3cm.
「彼は私より3cm高い。」
比較の文章ですが、具体的な差を表す場合はbyを使います。しっかりと覚えておいてください。なお、He is 3 cm shorter than me. と、比較級の前に具体的な数字を持ってきてもOKです。
(5) We enjoyed dancing (  ???  ) the music.
「私たちは音楽に合わせて踊った。」
正解はtoですね! 「~にあわせて」という意味のtoを入れてください。このtoはto my liking「私の好みに合わせて」のように使います。along「~に沿って」ではだめですよ! ただし、along withならOKですが。
(6) He grabbed him ( ???  ) the sleeve.
「彼は私のそでをつかんだ。」
「grab 人 by the 体の場所」の形で覚えている人も多いのではないでしょうか。なので、正解はby ですね。今回はsleeveですが、sleeve以外にも、colorやarmなど、いろいろなものが来ることができます。また、by the 体の場所とtheが来るのも間違いやすいので要注意です。ここにhis やmyといった所有代名詞は持ってくることができません。
(7) We discuss the issue (  ??? ) a cup of coffee.
「私たちはコーヒーを飲みながら、その問題について話し合った。」
答えはoverです。中学校の会話の時間に学習したと思うのですが、実はほとんどの人が覚えていない問題です。コーヒーを飲みながらはover a cup of coffeeです。ランチを食べながらなら、over the lunchとなります。
(8) Please call us (  ??? ) this number below.
「下の番号までお電話ください。」
toと言ってしまいそうな、間違いやすい問題です。答えはatです。かなり限定された時間や場所はatを使います。(at 9 o’clock, at Osaka station)ほかにも、look at やaim at などatは小さな1点でしたね。電話番号も限定された1点なので、atを使いましょう。
英文法

次の記事

時制の一致