受験によく出る! 意外と知らない不規則変化の動詞
皆さんは中学校の時、不規則変化の動詞を学習し、一所懸命覚えたと思いますが、実は何年英語をやっていても忘れてしまいがちですよね! 今日は、その不規則変化の動詞の中でも特に忘れやすいものや添削していて何回も間違いを見かけるものをピックアップしてご紹介したいと思います。
意外と知らない不規則変化の動詞
1. cost 「(金額が)かかる」
誰でも知っている単語costですが、実は不規則変化で、変化形はcost-cost-costです。cost+人+金額+ to doの形をとることも覚えておいて下さい。
(1) It had cost Terry a fortune to buy that house.
「テリーがその家を買うのに大金がかかった。」
2. slide「滑る」
これもよく見る動詞ですが、実は不規則変化の動詞です。変化はslide-slid-slidです。
(2) We slid our sleds down the slope.
「私たちは坂をそりで滑った。」
3. let 「許す」
使役動詞として頻出のletですが、実は不規則変化であることはあまり知られていません。let-let-letですべて同じです。以下の例は現在形ではなく、過去形です。
(3) My mother let me go to the party with Jesse.
「母は私にジェシーとパーティーに行かせてくれた。」
4. spread 「広げる」「広がる」
spreadも非常に良く見る動詞ですが、実は不規則変化の動詞です。変化形はspread-spread-spreadですべて同じです。下の例は過去形のspreadです。
(4) We were shocked at how quickly the virus spread.
「ウイルスがどれだけすぐに広まったかということに私たちはショックを受けた。」
5. rise「上がる」
riseは「上がる」という単語で、raiseとの区別もよく出ますが、それと同じぐらい重要なのがriseの変化です。rise-rose-risenの変化です。risenの発音も要注意です。ライズンではなく、リズンです。
(5) The sun rose brightly on that morning.
「その朝、太陽は輝いて昇った。」
6. wake「目覚める」
wakeはよくwake up「目覚める」の形で使われる単語です。一部では、wake-waked-wakedの変化も使われるようですが、基本的にはwake-woke-wokenとなります。
(6) My dog was waiting for me when I woke up.
「私が起きた時、犬が待っていた。」
7. hide 「隠す」「隠れる」
hideは「隠す」や「隠れる」という意味です。hide-hid-hiddenの変化となります。
(7) The cat hid her kittens behind the bushes.
「その猫は子猫を藪の後ろに隠した。」
8. ride「乗る」
「(自転車やバイクに)乗る」という意味のrideで、受験でも口語でも頻繁に使う語ですが、実は不規則変化です。ride-rode-riddenとなります。
(8) Tom and Jerry rode their bikes all afternoon.
「トムとジェリーは午後の間中ずっと自転車に乗っていた。」
9. hit 「打つ」「ぶつかる」
これもよく使う動詞ですね。hit-hit-hitと過去形も過去分詞形もすべて同じ形です。
(9) The bus hit the side of the car.
「そのバスは車の側面にぶつかった。」
10. wear「見につけている」
wearは入試ではput on との使い分けでおなじみの単語ですね。wearは実は不規則変化の動詞で、wear-wore-wornと変化します。
(10) I have not worn these jeans in a long time.
「長らく、このジーンズをはいてなかった。」