接続詞の基本をおさらいする
入試の英文読解でも英作文でもポイントになってくるのが接続詞ですね。しかし、この接続詞いくつか種類があってややこしいんですよね。
そんな接続詞の中でも、これだけは知っておいてほしい超基本を少し整理してみました。
接続詞の基本
接続詞ですが、まずは大きくわけて2つに分けることができるんですよね。それが等位接続詞と従属接続詞。両者は何か2つのものを接続するということでは共通しているのですが、その性格は大きく異なります。
接続詞には等位接続詞と従属接続詞の2種類がある。
では、まず等位接続詞から見ていきましょう。
等位接続詞
等位接続詞は、具体的にはand, or, but, so などが該当します。
等位接続詞は何か同じもの2つを接続する接続詞で、品詞が同じという条件さえ満たせば、何でも接続することができます。
少し例文を見てみましょう。
(1) My brother is rich and handsome.
「私の兄はお金持ちで、ハンサムだ。」
(1)はandが形容詞と形容詞をつないでいる例ですね。
さらに、もう1つ例を見てみましょう。
(2) He was sick but went to school.
「彼は病気だったが学校に行った。」
これはbutが動詞2つをつないでいる例です。等位接続詞が動詞をつないでいる場合の多くは、動詞の形も同じになる場合がほとんどです。つまり、ingのかたまり同士や過去形のかたまり同士をつないだりします。
等位接続詞は品詞が同じなら、何でもつなぐことができる。
従属接続詞
では、従属接続詞を見ていきましょう。従属接続詞こそ、多くの場合『接続詞』とよばれているものですね。従属接続詞はSV同士をつなぎます。SV以外のものをつなぐことはできません。
この従属接続詞にはwhen, because, if, though, as など多くのものがあります。
(1) Because it is rainy today, I think I will stay home.
「今日は雨なので、私は家にいようと思う。」
(2) My sister is going to live in Tokyo though she has never been there.
「私の姉は行ったことはないが、東京に住むつもりだ。」
接続詞は文頭に来ることもあれば、文中に来ることが有ります。文頭に来た場合は文中にカンマが置かれ、文頭からカンマまでが接続詞のカタマリ。文中に来た場合は、接続詞のカタマリから文末までが接続詞のカタマリです。接続詞のカタマリは基本的に副詞節、接続詞がくっついていないカタマリが主節です。
なので、(1)の場合はbecause it is rainy todayが、(2)はthough she has never been thereが接続詞のカタマリになっています。
従属接続詞はSV同士をつなぐ接続詞。
最後に
従属接続詞のくっつくカタマリは、基本的には副詞節ですが、if, when, whetherなど、従属接続詞の中には名詞節になるものもあるので注意が必要です。これは少し応用的なので、また別のポストでお話ししたいと思います。
また、that節のthatも従属接続詞の仲間なのですが、これはかなり長いお話になるので、これもまた別のポストで。
とりあえず、今日は接続詞の超基本をおさらいしてみました。