大学受験に失敗する人5選
予備校では、毎年多数の学生が合格していきますが、中には不合格となる学生もいるのが現実です。
ただし、その中にも実は一定のパターンがあったりするんですよね。普段講師をしている中で『こいつはやばいな~』っていうパターンを5つ挙げてみました。
※あくまでもパターンで絶対に落ちるというわけではないです。
1. 受験をなめている
受験をなめているというのは、自分はあまり勉強しなくても~大学ぐらいは行けるかな、とか思っている人のことです。
そもそも、『~大学は余裕で受かる』とか、『~大学は滑り止め』などと大っぴらに公言する人は、偏差値はその滑り止めの大学の合格安全圏に達していないことも多く、その大学にすら落ちることも多いです。
そういう学生は、最初は高いレベルの大学が第一志望だと見栄を張りますが、夏ごろには志望校を下げ、さらに秋には滑り止めの大学が第一志望になっていたりします。
しかし、滑り止めの大学に行くことの嫌悪感からモチベーションが下がり、勉強がはかどらなくなったりします。
2. 得意科目ばっかり勉強している
受験生の中には、特に自分の得意科目ばかりやる人がいますよね。
その方が楽しいし、問題が解ける安心感が身につくからなんでしょうか。でも、得意科目ばっかりやっていて、苦手科目を放置している人は残念ながら落ちる可能性が高いです。
というのも、東大や京大などの合格点が低く科目数が多い大学なら、何らかの科目で9割以上の得点率があれば、苦手科目が3割程度でも受かることがあると思いますが、特に私立や合格点が高い国公立の場合、何らかの教科で3割程度の得点率しかない時点で、他のすべての科目で満点近くとっても合格得点に達することができなくなります。
3. 模試を全然受けていない
ある程度の進学校なら、模試は学校で受けられますよね。中には難関大学模試も学校受験しているところもあります。こういった模試は絶対に受けておいた方がいいです。
まず模試を受けていないと自分の客観的な成績がわかりません。もちろん、模試の成績なんて上下するので、悪かったとしても、あまり落ち込む必要はありません。
ただ、受けていないと自分の実力はわかりません。中には模試を受けていないがために、自分の実力がかなりあると思い込んでいる人がいます。
また、試験慣れすることができるのもメリット。公開会場で模試をたくさん受けていると、入試本番も模試のような感覚で受けることができます。受けていないと緊張して実力が発揮できなかったりします。
4. 完全に人任せ
生徒とよく話していると、第一志望の話になることがあります。
最近の多くの学生は入学してからやりたいことが明確に決まっている学生が多く、第一志望にもちゃんと理由があることが多いのですが、ごく一部「第一志望は親が決めた」という学生がいます。これは結構危ないです。
ポイントは『学校の進路の先生』ではなく、『親が決めた』というところです。学校の先生は現役合格にこだわるので、勧めてくるのは模試の成績を見て、本人のレベルにあったところか、少し上ぐらいを勧めてくるところが多いです。
一方、親が決めた場合は、よくあるのが子供の成績についてあまりよくわかってない親が、自身が行きたかった大学を勝手に子供の第一志望にしていることです。子供はどうしてその大学に行かなければいけないのかは全く分かっていないのでやる気はなく、また実力も大きくかけ離れていることが多い気がします。
5.勉強の効率が悪すぎる
残念ながら受験まで時間は無限にあるわけではありません。さらに国公立志望なら教科も多いので、効率的な勉強をすることはとても重要です。
しかし、受験生の中には非効率的な人も結構います。英語で言うと単語を20回書いて覚えると言う人がいますが、これだと単語1個を3秒で書いたとしても、100個覚えるのには100分必要と言うことになります。単語だけで100分も割くのはあまりも非効率的です。勉強方法をそもそも変えるべきでしょう。
また解答を転写し続けるとかも、どうしてそういう答えになるのかをしっかり把握せずにやってるのであれば、非常に非効率的だと言えます。
特にこの非効率的な人は長時間勉強すれば何とかなると思っている人が多いですが、勉強は時間ではなく、効率の方が大切でしょう。